新しいC型慢性肝炎治療薬・ハーボニー配合錠

ジェノタイプ 1 型の C 型慢性肝炎又は C 型代償性肝硬 変におけるウイルス血症改善を適応とする NS5A 阻害薬と核酸型 NS5B ポリメラーゼ 阻害薬の配合剤である「ハーボニーR配合錠」が発売されました。
セログループ1のC型の慢性肝炎および非代償性肝硬変の方に投与が可能です。
日本ではC型肝炎のほとんどの方がセロタイプ1ですから、多くの人に使うことができます。
ハーボニーR配合錠は、12 週間、1 日 1 回 1 錠の経口投与により、C 型慢 性肝炎患者を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験において、治療歴、代償性肝硬変の有無、 年齢および NS5A の耐性変異の有無に関わらず、100%の著効率(SVR12)を達成しています。
実際に治療を受けた人の話を聞いても、副作用はほとんどなく、非常に使いやすい薬となっています。
このクスリの効果は、HCVのRNA複製において重要な働きをするNS5Bプロテアーゼ呼ばれるたんぱく質(RNA依存性RNAポリメラーゼ)の働きを阻害するソホスブビルと現在用いられているダクラタスビル(ダクルインザ)と同じようにNS5A阻害作用をもつレジパスビルの2つの作用によってHCVウイルスの増殖を直接抑えるように働くことによって得られます。
主な副作用は、皮膚症状である掻痒感、消化器症状である口内炎、そして貧血などがありますが頻度は5%以下で少なくなっています。
注意すべきこととしては、重度の腎機能障害(eGFRが30ml/分/1.73m2以下であったり、透析を必要とするような腎不全患者)では禁忌です。
また、カルバマゼピン、フェニトイン、リファンピシン、セイヨウオトギリソウなどを服用中の患者も禁忌です。
またアミオダロンを投与中の患者も注意が必要です。

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