予防接種の同時接種について

ワクチンの同時接種とは、混合ワクチンとは違い、それぞれ単独のワクチンを2.5cm以上はなれた場所に1本ずつ接種するものです。
接種する場所は腕の上と下で左右あわせて4本の接種が可能ですが、世界では大腿部に接種されています。この方が接種場所も広く、痛みも少ないなどの利点があり、日本でも行われています。
子供が1歳前後となり、予防接種を受ける場合、その種類は6-7種類あり、複数回接種するものもあり、接種回数は十数回に及びます。 それを別々に受けていては子供やお母さんの負担が大きくなってしまいます。
世界では複数のワクチンを同時に接種する同時接種が主流となっています。
接種の時期が近いワクチンを複数同時に接種することで乳幼児早期に確実に免疫をつけて予防する必要がある、ヒブ、肺炎球菌などによる細菌性髄膜炎や百日咳などを短期間に確実に予防することができるようになります。ひとつずつ接種していては免疫をつけるのに時間がかかってしまい、かえって危険です。
また、複数同時接種は安全性も単独接種と変わりません。
同時接種によるデメリットは世界中で10年以上前から行われていて、デメリットは特に認められていません。
子供が強く痛みを感じるのではないかという不安も、考えようによっては、接種の回数が減る分、子供にとっては楽だともいえます。
全身反応や局所反応についても単独接種と複数接種で大きな差は認められていません。
また同時接種により一つ一つのワクチンの効果が減ることはありません。

同時接種の組み合わせで悪いものや、本数の制限はありません。
接種しようとするワクチンの年齢になっていれば、組み合わせに制限なく、生ワクチン同士、不活化ワクチン同士はもちろん、生ワクチンと不活化ワクチンの組み合わせも行えます。また定期接種ワクチンと任意接種ワクチンの組み合わせも大丈夫です。組み合わせるワクチンの本数も制限はありません。
            (KNOW*VPDのホームページより)
同時接種の例としては、定期接種のみで考えると

同時接種例 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月
生後2ヶ月
からの場合
ヒブ①
肺炎①
ヒブ②
肺炎②
四混①
ヒブ③
肺炎③
四混②
四混③
BCG
生後3ヶ月
からの場合
ヒブ①
肺炎①
四混①
ヒブ②
肺炎②
四混②
ヒブ③
肺炎③
四混③
BCG


などがあります。
もちろん任意ワクチンとも自由に組み合わせられます。
同時接種についての詳しいことはかかりつけの医院にお問い合わせください。

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